クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)で今強いカード・強いデッキを調べるシリーズ。今回は2025年5月シーズンの情報です。

目次
調査方法
調査方法は従来どおりクラロワAPIを使用して独自にデータを調査しました。
マルチ(伝説の道)のグローバルランキングのTop1000のプレイヤーの使用デッキを調べ、マルチで使用され勝利したデッキの中から最多レーティングを獲得したデッキを1プレイヤー1デッキ採用しています。
比較データ
カードやデッキの使用率や人気順は、前回調査時のデータ(約1ヶ月前)と比較しています。
今回の調査データ
【調査日】5/24(土)(5月シーズン終盤)
比較データ
【調査日】5/2(金)(4月シーズン終盤)
比較データは前回の下記記事で取り上げたものと同じです。
最近のバランス調整・環境変化
前回調査時以降の環境の変化は以下の通りです。
- 5/5(月) 新限界突破: ネクロマンサー
- 5/5(月) バランス調整
各内容については下記記事をご参照ください。
カード
カテゴリ別にカードの使用率を見ていきます。
カードの使用率の平均は約6.7%(1デッキ8カード÷カード119種類)です。全てのカードがこの数字に近づくことがバランスの取れた環境という理想の1つです。
一覧の見方
カード一覧の見方は下記の通りです。

数字(%)はカードの使用率を表しています。
文字色 | 意味 |
---|---|
黒字 | 非限界突破 |
紫文字 | 限界突破 |
青字 | 非限界突破と限界突破の合計 |
また、一番下の数字は前回からの使用率の変化です。
文字色 | 意味 |
---|---|
緑文字 | 使用率 増加 |
赤文字 | 使用率 減少 |
限界突破解放済のカードに関しては、使用率の変化は合計使用率の変化を見ています。
つまり、上記例では「ウォールブレイカー」というカードを限界突破のあり無し関係なしに見ると、使用率は21.8%であり前回から13.5%増えたという意味になります。
主軸
相手タワーへのダメージ源となったりデッキの軸を決めるようなカードは主軸カードやキーカードなどと呼ばれます。
主軸カードと主軸に準ずるカードを合わせたカードの使用率一覧は下記のようになります。
カードの並び順は使用率の高い順です。合計使用率がある場合はそれが使用されます。

この中で今月バランス調整が行われたのはP.E.K.K.Aのみでした。限界突破P.E.K.K.Aはユニット撃破時の回復量が増える強化を受け、使用率を少し上げました。
限界突破P.E.K.K.Aを組み合わせて使われることが多い(限界突破)ゴブジャイアントの使用率も上がっています。
ゴブリンバレル(枯渇デッキ)の使用率もじわりと上がっています。
呪文

今月バランス調整が行われた呪文はありませんでした。
しかし今月登場した限界突破ネクロマンサーの使用が増えたこともありそれの対処用にライトニングの採用が増えています。
建物

バランス調整でリワーク(*)されたゴブリンの小屋がほぼ使われていない状態から使用率建物トップまで駆け上がりました。
(*)カードの性質を大きく変えるような調整
限界突破時の爆撃範囲が現象した大砲は9.2%と大きく使用率を落としました。
限界突破カード
限界突破可能なカードを限界突破使用率(紫文字)順に並べた一覧です。
ここでの使用率変動は限界突破使用率の変動を表します。

デッキに限界突破スロットは2つあるので全ての限界突破使用率(紫文字)を合計すると200%となります。マークは限界突破スロットで限界突破が使われなかった割合を表します。
今月新たに限界突破が解放されたネクロマンサーが限界突破使用率2位に登場です。
チャンピオン
チャンピオンの使用率一覧です。

チャンピオンはデッキに最大1体しか入れることができないので、全ての使用率を合計すると100%になります。マークはチャンピオンが使われなかった割合を表します。
バランス調整で全方向にダッシュするようになったゴールドナイトの使用率が大きく上がりました。
それ以外のチャンピオンは軒並み使用率を下げ、チャンピオン全体では10.5%使用率を減らしました。
一般ユニット
下記が前述の主軸系カードやチャンピオンを除いたユニットの使用率一覧です。


使用率増加が大きいカード
全カードの中で使用率の変動が大きかったものを見てみましょう。
下記が使用率の増加が大きかったカードです。

ネクロマンサーに強いバルキリーの使用率が上がりました。
ゴブリンの呪いの使用率も上がっており、限界突破ネクロマンサーを中心とした細かい系のユニット対細かい系ユニットに強いカードの構図が見えてきます。
使用率減少が大きいカード
下記が使用率の減少が大きかったカードです。

盾の戦士はバランス調整でダメージが4%減る弱体化を受けました。
盾の戦士やモンクは昨シーズン最も使われたロイヤルジャイアントデッキに入っていたカードでしたが、現在は限界突破ネクロマンサーやスケルトンキングが入った形のロイヤルジャイアントデッキも流行しています。
バランス調整でシールドが削除されHPが一本化されるリワークを受けた60式ムートは使用率を落としています。
タワーユニット

ロイヤルシェフはバランス調整でHPが8%増えました。
デッキ
各デッキについてデッキポイントという独自のポイントを計算し、その高い順から50デッキ掲載します。
【表記について】
- Rating(Rank): そのデッキで到達した最大レーティングとその時の順位の目安
- Num: そのデッキを使用するプレイヤー数
- DP: デッキポイント。そのデッキの使用人数が多いほど、またプレイヤーがそのデッキで到達した順位が高いほど多い数値となります。
- ▲と▼: 前回からの変化。▲▲は前回はTop1000のプレイヤーでは使用が無かったデッキを意味します。
限界突破可能カードに関しては、限界突破しているカードとしていないカードは別ものとしてデッキを集計しています。
タワーユニットについても、別のタワーユニットの場合は別のデッキとして集計しています。
1~10位

11~20位

21~30位

31~40位

41~50位

最後に
限界突破が解放されたネクロマンサーやバランス調整でリワークという名の強化を受けたゴブリンの小屋は、それまでは特にトップ層では使われることが少ないカードでした。それが現在は高い使用率となっており”やや強すぎ”ぐらいの強さを持っていると言えるでしょう。
このように長い間不人気だったカードが調整によって日の目を見るようになることは良いことだと思います。あとはどれぐらい強い状態をどれだけの期間続けさせるかという点で運営の手腕が問われるのではないかと思います。
以上です!よきクラロワライフを!
クラロワ関連リンク
※このコンテンツは非公式であり、Supercellによる承認を受けていません。ファンコンテンツに関する詳細は、Supercellのファンコンテンツポリシーをご覧ください。
コメント