クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)で今強いカード・強いデッキを調べるシリーズ。今回は2025年7月シーズンの情報です。

目次
調査方法
調査方法は従来どおりクラロワAPIを使用して独自にデータを調査しました。
マルチ(伝説の道)のグローバルランキングのTop1000のプレイヤーの使用デッキを調べ、マルチで使用され勝利したデッキの中から最多レーティングを獲得したデッキを1プレイヤー1デッキ採用しています。
比較データ
カードやデッキの使用率や人気順は、前回調査時のデータ(約1ヶ月前)と比較しています。
今回の調査データ
【調査日】7/27(日)(7月シーズン終盤)
比較データ
【調査日】7/6(日)(6月シーズン終盤)
比較データは前回の下記記事で取り上げたものと同じです。
最近のバランス調整・環境変化
前回調査時以降の環境の変化は以下の通りです。
- 7/7(月) 新カード:スピリットエンプレス
- 7/7(月) 新限界突破:スケルトンバレル
- 7/8(火) バランス調整
- 7/10(木) 臨時バランス調整
各内容については下記記事をご参照ください。
カード
カテゴリ別にカードの使用率を見ていきます。
カードの使用率の平均は約6.7%(1デッキ8カード÷カード120種類)です。全てのカードがこの数字に近づくことがバランスの取れた環境という理想の1つです。
一覧の見方
カード一覧の見方は下記の通りです。

数字(%)はカードの使用率を表しています。
文字色 | 意味 |
---|---|
黒字 | 非限界突破 |
紫文字 | 限界突破 |
青字 | 非限界突破と限界突破の合計 |
また、一番下の数字は前回からの使用率の変化です。
文字色 | 意味 |
---|---|
緑文字 | 使用率 増加 |
赤文字 | 使用率 減少 |
限界突破解放済のカードに関しては、使用率の変化は合計使用率の変化を見ています。
つまり、上記例では「ウォールブレイカー」というカードを限界突破のあり無し関係なしに見ると、使用率は21.8%であり前回から13.5%増えたという意味になります。
主軸
相手タワーへのダメージ源となったりデッキの軸を決めるようなカードは主軸カードやキーカードなどと呼ばれます。
主軸カードと主軸に準ずるカードを合わせたカードの使用率一覧は下記のようになります。
カードの並び順は使用率の高い順です。合計使用率がある場合はそれが使用されます。

新たに限界突破が解放されたスケルトンバレルの使用率が先月の2.5%から12.3%に一気に上がりました。迫撃砲もその限界突破スケルトンバレルと一緒に使われることが多く、使用率が上がっています。
バランス調整でダメージ量が増えた巨大スケルトンの使用率は少し伸びています。
今回からステルスブッシュもこの主軸の一覧に含めるように変更しました
呪文

バランス調整でダメージ量が減ったローリングウッドは7.4%使用率が落ちましたが依然として1位にいます。
建物

先月はゴブリン小屋や限界突破ネクロマンサーが入ったスケルトンラッシュデッキが流行していましたが、限界突破ネクロマンサーの弱体化(回復量減少)の影響か現在は使用率が落ち着いています。

このことがスケルトンラッシュやゴブリンの小屋の使用率減少につながっているのではないかと考えられます。
限界突破カード
限界突破可能なカードを限界突破使用率(紫文字)順に並べた一覧です。
ここでの使用率変動は限界突破使用率の変動を表します。


デッキに限界突破スロットは2つあるので全ての限界突破使用率(紫文字)を合計すると200%となります。マークは限界突破スロットで限界突破が使われなかった割合を表します。
先月は平均コストが低く「2.4枯渇」などと呼ばれたデッキが流行していました。

ところがバランス調整によってアイススピリット(フリーズ時間減少)とローリングウッドの弱体化、ボスアサシンのリワークが行われ、その影響か現在はあまり使われなくなっています。
この事が限界突破ウォールブレイカーや限界突破吹き矢ゴブリンの使用率が落ちた一因になっているのかなと思います。
チャンピオン
チャンピオンの使用率一覧です。

チャンピオンはデッキに最大1体しか入れることができないので、全ての使用率を合計すると100%になります。マークはチャンピオンが使われなかった割合を表します。
現在一番人気(後述)の迫撃デッキに入るスケルトンキングが大きく使用率を上げました。
バランス調整でリワーク(HP増加とスキルでのダメージ軽減減少)されたモンクは使用率が落ちています。
一般ユニット
下記が前述の主軸系カードやチャンピオンを除いたユニットの使用率一覧です。


新カードのスピリットエンプレスですが、使用率0.4%と低迷しています。
バランス調整で強化されたアイスゴーレム(HP増加)、ミニP.E.K.K.A(HP増加)、リワークされたアウトロー(ボーイのダメージ増加、ガールのダメージ減少)はそれぞれ使用率を少し伸ばす結果となっています。
使用率増加が大きいカード
全カードの中で使用率の変動が大きかったものを見てみましょう。
下記が使用率の増加が大きかったカードです。

これまた現在一番人気(後述)の迫撃デッキに入っている槍ゴブリンやゴブリンギャング、60式ムート、アイスウィザードの使用率が伸びています。
使用率減少が大きいカード
下記が使用率の減少が大きかったカードです。

タワーユニット

タワープリンセス以外が少しずつ増えています。
デッキ
各デッキについてデッキポイントという独自のポイントを計算し、その高い順から50デッキ掲載します。
【表記について】
- Rating(Rank): そのデッキで到達した最大レーティングとその時の順位の目安
- Num: そのデッキを使用するプレイヤー数
- DP: デッキポイント。そのデッキの使用人数が多いほど、またプレイヤーがそのデッキで到達した順位が高いほど多い数値となります。
- ▲と▼: 前回からの変化。▲▲は前回はTop1000のプレイヤーでは使用が無かったデッキを意味します。
限界突破可能カードに関しては、限界突破しているカードとしていないカードは別ものとしてデッキを集計しています。
タワーユニットについても、別のタワーユニットの場合は別のデッキとして集計しています。
1~10位

11~20位

21~30位

31~40位

41~50位

最後に
来シーズン頭に実施予定のバランス調整では、限界突破ネクロマンサーや限界突破吹き矢ゴブリンの弱体化などが案としてあがっています。ただこの2つのユニットに関しては今月は使用率が下がって落ち着いている状況に見えます。
バランス調整が以前は2ヶ月に1回だったのが最近は毎月実施されるようになり、これについては好評の声が多いようです。ですが今月のバランス調整の結果が環境に浸透し切らないうちに来月のバランス調整内容を考えないといけないという面もあるかもしれないので、その点はクラロワ運営は大変だろうなと思います。
以上です!よきクラロワライフを!
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